メンタル・基本
無意味な「こだわり」を解放する 注意力が自分の環境を変えていく 重要度頭脳が生産的な時間を生む
仕事能力の高めかた(仕事の生産性を上げるには) 一日の「始め」と「終わり」の確認事項
テクニック・応用
押し寄せる横槍を食い止める 自分だけの時間・聖域を確保する方法 先延ばし癖を直す戦術
重要と緊急を区別する 予定外を予定に入れる 優先順位決定の公式(やるべき仕事がわからないとき)
「集中時間」を必ず作る 相手が勝手に動いてくれる方法
仕事と時間の優先順位・重要度の設定が生産性を高める
重要度頭脳が生産的な時間を生む
 重要度に幅を持たせた考え方
 辞書で「重要」を調べてみると以下のように書いてあります。
「非常に影響力が大きく、意味が重いという意味」と定義されてあります。

 私たちは、仕事に取りかかるにあたり、いくつも抱えている仕事をできるだけ早く進めるつもりで、その手順や作戦をあれこれ練る。長期に渡る大プロジェクト、会社に提出するレポートや企画書の作成、販売戦略のプレゼンテーション・・・。それらはすべて重要な仕事であり、誰もがそれを承知している。

 しかし、時によっては、どの仕事もいっさい手が付けられない似もある。突然のトラブルであったり、緊急の危機であったり。緊急事態は、即時の対応が強制的に求められるわけだから、こういうときにはすべての仕事を中断して、取り組まなければならない。

 もっと心しておく必要があるのは、なぜ緊急事態が起きてしまったかということだ。緊急事態発生の原因の種は自らが蒔いてしまったというケースが多いことだ。こうなる前にしておくべき事があったのに、それを怠っていた。だから、今になってトラブルが持ち上がり、危機が迫って応急措置をとらなければならなくなってしまった。

 かといって緊急事態をすべて防げるかと言えばそれは不可能だろう。だが、貴重な時間と労力を緊急の問題解決に捧げなくてはならなくなる前に、やれることはあるはずだ。

 早いうちからスケジュールを立て、時間に余裕を持って真剣に仕事に取り組むこと。重要度に幅を持たせた考え方ができれば、もっと素晴らしい結果を生むことになるだろう。

 
 自分のバイオリズムも活用するべきでしょう。人間にはコンディションがいい状態の時に重要な仕事を片づけるべきです。気分のリフレッシュしたとき、休養後など、集中力は高まっているし、持続力も長い。だが、なぜかこの時間に比較的重要度の低い作業(日常的な事務処理作業など)を行ってしまう傾向があります。

 自分にとって、その日に取りかからなければならない最も重要な仕事を、何ものにも邪魔されず、全神経を集中させて行う。さらにコンディションも整えれば飛躍的に仕事ははかどっていきます。
 
このページのまとめ
重要度頭脳とは、重要な仕事の内容を奥行きを持たせて考えていくこと。