メンタル・基本
無意味な「こだわり」を解放する 注意力が自分の環境を変えていく 重要度頭脳が生産的な時間を生む
仕事能力の高めかた(仕事の生産性を上げるには) 一日の「始め」と「終わり」の確認事項
テクニック・応用
押し寄せる横槍を食い止める 自分だけの時間・聖域を確保する方法 先延ばし癖を直す戦術
重要と緊急を区別する 予定外を予定に入れる 優先順位決定の公式(やるべき仕事がわからないとき)
「集中時間」を必ず作る 相手が勝手に動いてくれる方法
テクニック・応用
相手が勝手に動いてくれる方法
 大きな仕事の場合、仕事を分解し、分解した各部分を最も適していると思われる人間に振り分けて共同作業をすれば大きな時間の節約となる。決して「この仕事をこなせるのは自分しかいない」などと自惚れた気持ちを持ってはならない。「自分一人でなんとかしなければ」と背伸びをする必要もない。そんな考えで事を進めれば、後になって後悔する結果となることが多い。誰かの協力が必要だと思ったら、迷わずに助けを求めるべきである。


 仕事を任せるにも方法がある。どのような仕事の頼み方をすれば気持ちよく引き受けてもらい、自分の時間を節約できるか、その秘訣を以下に記しておく。

 @助けを強要するような態度ではなく、大事な時間を使わせて頂けるようにお願いをする態度でキチンと助けを請う。

 A仕事の目的と何をしてもらいたいかを明確に説明すること。

 B必要な資料や情報はできるだけ多く相手に伝えること。

 Cタイムリミットは、相手と納得の上で可能実現な時間に設定。


 Dいったん頼んだ仕事を相手は相談やアドバイス無しに仕事を完了するとは決して思わない。

 E面白くない仕事、退屈な仕事の場合、必要性を説いてあげる。協力を感謝しているかを伝える。

 F自分自身が把握していない仕事は絶対に他人に任せてはいけない。

 G仕事を託す相手は、仕事をこなすことができると確信の持てる者を選ぶ。確信が持てなければ頼まない。

 H出来上がった仕事が不満足なもの、間違っていたりしても叱らず、正しいやり方を丁寧に教える。

 I仕事が完了したら、相手を褒め称え、感謝の意を伝える。

 他人に仕事を任せたからといって、責任は相手に移ったのではない。もともと自分がやる仕事だったのだから、確実に完了させる責任は自分自身にある。



 仕事を頼むということは、頼む側と頼まれる側の信頼感を築き上げる絶好の機会を作ってくれる。感謝と誠実を続けていれば、手伝ってもいい相手と認識され、自然に周りから気にかけてもらえるものである。
 
このページのまとめ
仕事を頼むということは、頼む側と頼まれる側の信頼感を築き上げる絶好の機会。
感謝と誠実を続けていれば、手伝ってあげたい相手と認識される。